令和3年度の御礼とご報告

令和3年度は、クラウドファンディングや、ご寄付などで当ファンドへのご支援、ご関心をいただき、本当にありがとうございました!
 皆様のご支援のお力で、今年度、6人の奨学生が誕生いたしました。経済的な理由で学校をやめなければならないと真剣に悩んでいた保護者の方たちには、大変大きな支えとなりました。保護者の方たちは、自分でなんとかしなければと働き、努力し続けておられますが結果が出ず、苦しさを抱えておられます。奨学生となることへの申し訳無さも抱えていらっしゃいますが、支えて頂けることは安堵の思いでいっぱいだとのことです。本当にありがとうございました!!
 経済的な理由で学校をやめなければならないと保護者が思い悩んでも、お子さんの方は、シュタイナー教育を望んでいます。もちろん、保護者の方たちもシュタイナー教育を継続して受けさせてあげたいと望んでいます。それでも、今まではお金が払えなければ辞めざるを得ないというのが現実でした。今年度は、こちらの支援のおかげで、6人の方が学校を続けることが出来ています。たった6人かもしれませんが、大きな6人だと思います。本当に皆様の温かいお気持ちとご理解、心のこもった行動のおかげです。ありがとうございます!!


【結果のご報告】

 みなさまにいただいたご支援は、すべて学校を通してお支払い致しました。様々な奨学金システムがありますが、学校ではなくご本人に直接お支払する奨学生のタイプもあります。当ファンドは、学校を通してお支払いさせて頂いたため、全額授業料として使っていただくことが出来ました。これは、学校の方にもご理解、ご協力があって可能なことです。大変感謝しております。

 また、結果として、今年度は、すべて単身の保護者で、お子さんを育てているご家庭に、奨学生となっていただくことになりました。当ファンドとしては、単身の保護者の方のみに奨学生を限定している訳ではありません。両親がいらっしゃるご家庭でも、お父様かお母様が、仕事を失ったり、病身でいらっしゃったりと、危機に瀕しているご家庭は、サポートしたいと考えております。ですが、やはり単身のご家庭は、かなり経済的な危機が差し迫っている、というのが現状でした。
 また、全員の方に授業料全額のご支援をすることは出来ませんでした。皆様からいただいたご支援を、必要とされている多くの方にお渡ししたいと考えた結果、このような形となりました。結果として、授業料の半額〜1/3のご支援となりましたが、奨学生の方々にはとても大きな支えとなったというご感想をいただいております。全額のご支援でなくても、経済的に逼迫しているご家庭の負担感は大きく減るというのが分かりました。今後も、全額ではなく一部給付の形で考えて行く方針です。



【クラウドファンディングでの収支報告】

皆様からご支援いただいた資金は、以下のように使わせていただきました。

◎READYFORから入金 1,376,409円

(皆様からのご支援総額1,693,000円の内、READYFOR手数料316,591円を引いた額)

○奨学生1 288,000円 福岡シュタイナー学園

○奨学生2 200,000円 北海道シュタイナー学園いずみの学校

○奨学生3 250,000円 人智学共同体ひびきの村 Art school どんぐりの木

○奨学生4 170,000円 北海道シュタイナー学園いずみの学校

○奨学生5 140,000円 北海道シュタイナー学園いずみの学校

○奨学生6 140,000円 北海道シュタイナー学園いずみの学校

○振込手数料 2,840円

○リターン費用(送料込) 92,853円

○法人市民税、登記費用等 73,300円

○ホームページ維持費 19,283円
○通信費用 133円

・通信費用は、実際は133円を超えておりますが、超えた分はクラウドファンディングとは別にご寄付いただいたところから当てさせていただいております。
・奨学生の金額がお一人お一人違う理由は、お一人ずつ面談をさせていただき、お仕事の状況、経済的な状態、ご兄弟の有無、学校でのお子さんの生活の様子など伺わせていただき、ファンドの全体的財政を考えて、金額を決めさせていただきました。今後は、もしかしたら、月10000円ご支援コース、あるいは月20000円ご支援コースといった方針を取らせていただくかもしれません。今後の方針は、奨学生を審査する理事陣や評議員の意見を聞きながら、共に考えて参ります。


【クラウドファンディング以外での成人の方への支援報告】

 クラウドファンディングのご支援は、すべてお子さんのために使わせていただきました。
クラファン以外でご寄付いただいたご支援より、令和3年度の当ファンド初の試みとして、成人の奨学生がお一人誕生しました!

 日本の教育全体で、教員不足が叫ばれますが、シュタイナー教育でも教員不足は深刻です。
そのような中、シュタイナー学校の先生になって、子どもたちの前に立ちたい!けれどもシュタイナーの教員養成に通う資金がない!というような方も支援したいと当ファンドは考えており、令和3年度はお一人、当ファンドの奨学生として、東京賢治シュタイナー学校の教員養成課程に通われた奨学生が誕生しました!!

 その方は既に京都府綾部市でシュタイナー教育活動をされており、そのご様子も、今後も教えて頂けるとのことでした。楽しみにお待ち下さい。

 令和4年度は、クラウドファンディングの活動で幕開けです!
どうか、今年度も、子どもたちの教育が花咲かせますよう、応援を何卒よろしくお願い致します!!

https://readyfor.jp/projects/86649

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